Windows環境でもJenkins -執事さんとご対面-
そこで、新しくなったJenkins(旧Hudson)をWindows環境に入れる手順をまとめてみました。
思っていた以上にインストールが楽になっていたので、びっくりです。
ダウンロード
公式サイトのDOWNLOADからWindowsを選択。
現時点(2011/06/22)だと、jenkins-1.4.17.zipがあるのでそれをダウンロード。
※2011/04/23で1.4.08だったので、約2ヶ月で結構バージョンアップしてますね。
※導入システムのバージョンアップに上司承認がいるようなところだと、このペースでのバージョンアップは逆にきついかもしれないですね。
ダウンロードしたファイルを展開すると、以下の2ファイルがあります。
インストール
setup.exeをダブルクリックし、インストール。
インストールが完了すると、ブラウザが起動してJenkinsの画面が表示されます(*1)。
その時のデフォルトのアドレスは、「http://localhost:8080/」。
Chromeで表示すると以下のような感じです。
アドレス変更
インストールした状態だと、アドレスが「http://localhost:8080/」となってしまいます。
このままでもいい人もいるかもしれませんが、やはり/jenkins/としてアクセスしたいので、アドレスを変更します。
Apache無しの場合
アドレスを変更するためにいじるJenkinsの設定ファイルは、インストールした場所の「jenkins.xml」になります。
※デフォルトのインストール先だと、「C:Program FilesJenkinsjenkins.xml」
以下の箇所を変更します。
-Xrs -Xmx256m -Dhudson.lifecycle=hudson.lifecycle.WindowsServiceLifecycle -jar “%BASE%jenkins.war” –httpPort=8080
以下のように変更します(例)。
-Xrs -Xmx256m -Dhudson.lifecycle=hudson.lifecycle.WindowsServiceLifecycle -jar “%BASE%jenkins.war” –prefix=/jenkins –httpPort=80
上記のようにすると、http://localhost/jenkins/でアクセスできます。
Apache有りの場合
Apacheの設定ファイル(httpd.conf)を変更し、以下のモジュールを読み込むように変更します。
LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so LoadModule proxy_ajp_module modules/mod_proxy_ajp.so LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so
次にApacheの設定ファイル(httpd.conf等)を以下のように変更します(例)。
<location /jenkins> Order allow,deny Allow from all ProxyPass http://localhost:8080/jenkins ProxyPassReverse http://localhost:8080/jenkins </location>
次にJenkinsの設定ファイル「jenkins.xml」を変更します(例)。
-Xrs -Xmx256m -Dhudson.lifecycle=hudson.lifecycle.WindowsServiceLifecycle -jar “%BASE%jenkins.war” –prefix=/jenkins –ajp13Port=8020 –ajp13ListenAddress=127.0.0.1 –httpListenAddress=127.0.0.1 –httpPort=8080
これで、「http://example.com/jenkins/」でアクセスすることができます。
まとめ
以上で、WindowsでもJenkinsライフを楽しめます。
もちろん今のままではダメで、各種設定が必要です。
以前、Hudsonを利用していたのであればHudsonの設定ファイルを全てJenkinsの該当箇所に上書きすればOKっぽいです。
※上記はちゃんとまだ試しきれてないですけど。
ちなみに
私は、このヒゲの方(Jenkinsさん?)のほうが以前のHudsonさんより執事っぽくてお気に入りです。
参考
*1: Jenkinsの起動に多少時間がかかるので、ブラウザ起動時の段階ではエラーが表示されることがあるかもしれません。
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