Jenkins + iPhoneアプリ(2) -ローカルリポジトリにあるデータからipaファイル生成-
これまで
最終目標
- (開発者)git(リモートリポジトリ)にソースをコミット
- (Jenkins)テストが走る
- (Jenkins)テストに問題なければipaファイル生成
- (Jenkins)生成されたファイルをTestFlightにアップロード
- (テスター)テスト端末でアプリをインストールしてテスト
今回やりたいこと
git(ローカルリポジトリ)にコミットされているソースを取得し、ipaファイルを生成。
設定方法
前回までにJenkinsに以下のプラグインが追加されています。
- Jenkins GIT plugin
- XCode integration
今回は上記の2つのプラグインを利用するので、まだ追加していない場合は追加してください。
ジョブを作成
新規ジョブ作成から、新しくジョブを作ります。
ジョブ名は、アプリ名などにし、「フリースタイル・プロジェクトのビルド」を選択します。
各項目設定
ソースコード管理
- Gitを選択
Repository URLに、ローカルリポジトリのURLを記入します。
例)/Users/user_name/app_name/
ビルド・トリガ
今回は、「SCMをポーリング」を選択します。
以下の書き方であれば、毎時15分にチェックになります。
手動でおこなうなら、上記は設定する必要ありません。
ビルド
- ビルド手順の追加で「XCode」を選択
「Clean before build?」にチェックを入れています。
「Configuration」をDebugにしています。
※上記のように変更していますが、ここらへんは特にほぼデフォルトで問題ないです。
- ビルド手順の追加で「シェルの実行」を選択
生成されたappファイルからipaファイルを作成します。
xcrun -sdk iphoneos PackageApplication ${WORKSPACE}/build/Debug-iphoneos/xxxx.app -o ${WORKSPACE}/build/xxxxx.ipa
※xxxxの箇所は自身のに変更してください。
実行
上記で設定は完了です。
設定に問題ないか、1度ビルドの実行をおこなってみます。
プロジェクトを開いて、「ビルドの実行」を選択します。
ビルドに成功すれば、青色でビルド履歴が追加されます。
そして、ワークスペースを選択して、buildのところにipaファイルができているはずです。
次回は、上記の続きとしてTestFlightにipaファイルをアップロードする話をしようかと思います。
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